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グレープラストコンサート

1976年3月から4月にかけて行われたグレープのラストコンサートツアー、3月26日の神田共立講堂はFM東京が収録して放送しています。中学生だった僕はそれをラジカセで録音していました。

カセットテープというのは両面120分になるとテープが薄くて音も悪いし耐久性も劣るので、90分までが好ましいとされてまして、この日僕は新品の90分テープを2本用意して放送時間を待っていたのでした。

両面で90分ですから45分に1回テープを裏返したり、次のテープに掛け替えたりしなければなりません。今、テレビ番組を録画するときみたいに、Gコード予約しておけばあとは機械にお任せ、という訳にはいきません。ラジカセの前でずっと緊張してテープの残りが減っていくの見ていなければなりません。

ところがその晩、僕はなぜかすごく眠くて、放送を聞きながらだんだんもうろうとしてきました。

寝てはダメだ……寝てはダメだ……寝てはだめ……。

”ガチャ”という音がしてテープが終わり、僕はあわててテープを裏返しました。

寝てはダメだ……寝てはダメだ……寝てはだめ……。

”ガチャ”という音がしてテープが終わり、僕はあわててテープを裏返しました。

寝てはダメだ……寝てはダメだ……寝てはだめ……。

”ガチャ”という音がしてテープが終わり、僕はあわててテープを裏返し……。

ぐわあっ! 何やってんだ!!

……そうなのです。僕はおなじテープを裏返して、最初の45分を上書きしてしまっていたのでした。このときの悲しい気持ちは、今でも思い出すことができるくらいです。

Grape

さて、ついに出たのですよ、そのCDが。30年ぶりに。

当時、「追伸」のサビはさださんのキーで歌えなかったような気がするのですが、今は全然余裕なのが不思議。カラオケで鍛えたせいかしら。ソロ第一作に収録される「童話作家」はこの放送で初めて聴いて好きになった。カセットは何度も聞いたから、トークはほとんど覚えている。僕が勝手にさださんの最高傑作だと思っている「フレディもしくは三教街」は、ここでの演奏が最高だって前に書いたけど、どの曲の演奏も本当に素晴らしい。そして楽曲のよさに、さだまさしという人の才能をあらためて思います。早熟の天才だったんだなあ、この人は。

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イングリット・へブラー来日中止

モーツァルト・イヤーの今年、オール・モーツァルト・プログラムということで楽しみにしていましたが、イングリット・へブラーさんは病気のため来日中止になったそうです。1926年6月生まれということは、80歳になられるのですね。回復をお祈りします。

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充実したGWでした

えー、まー、そういうわけでその後いろいろありました。

3月の終わりには、先輩の昇進祝いとぶつかってオーネット・コールマンに行きそびれております。いや、行ってないものまで書かなくてもいいんですけど。チケット無駄になっちゃったよ、まったく。ブルーノート東京のリチャード・ボナは聴きに行けました。それはずいぶん前かも。

4月はフォン・オッターですね。すごい、すごすぎる、としか言いようがありません。朝日新聞の公演評で「弱音の美しいのはよいのだが、多用しすぎて効果が薄れる」旨のご指摘でしたが、そうじゃなくて、そういう声なんだと思いますね。多用、とか言われても困るんだよ、そういう声なんだからさっ。まあ僕が反論しても仕方ありませんが。はっはっは。

オーディオでは、3月にEWAN+さんのお宅に伺わせていただきました。唯脳論的に言えば、通常の「聴覚-運動系オーディオ」に対する「視覚系の脳機能に基づくオーディオ」を確立されている、というのが僕の意見ですが、真偽のほどは定かでありませぬ。一瞬ですべてが見てとれる驚異の世界、というのは本当。

ゴールデンウィークはカゲトラさん宅、aporiaさん宅へ。カゲトラさんのJBL S9800では、全盛期のフュージョン・ミュージックをかけまくらせていただきました。ここでは「やっぱりJBLだなあ」と思うわけです。一方、aporiaさんのところでは、アルテックで4ビート三昧。「4ビートはアルテックも捨てがたい」と思うわけですね。さらにタンノイ、ジャーマン・フィジクスもそれぞれよいので、われわれの結論は「オーディオ部屋は複数必要」ということであります。しょうがないなあ。(笑)

そんなこんなで皆さんにエネルギーをいただきまして、GWラスト2日は、菅野先生のお宅に伺って以来考えておりましたセッティング変更に着手しました。

<変更前>

Oldsetting

<変更後>

Newsetting

現代オーディオのセオリーを無視したコーナー・セッティングに挑戦! つうか昔はこれが普通だったんですけどね。スピーカー間隔4mの音はなかなかの迫力かも。ざっと置いたときからいい感じで鳴っているので、しばらくはこれで楽しめそうです。よかったよかった。

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聴く鏡

菅原正二さんの『聴く鏡』、単行本になったのですね。

もう発売されているようです。ステレオサウンドさんのHPでさっそく注文しました。

「季刊ステレオサウンド好評連載中の『聴く鏡』の12年間を全網羅」とのこと。
まとめて読めるのはとても楽しみです。

詳しくはこちらを。

 

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