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大貫妙子 ピュア・アコースティック・クリスマス 2005

このコンサートに行くと、「今年もあと少しか」と思います。大貫妙子さんの ”Pure Acoustic Christmas”

 

2002年に再開後、今年で連続4年目になるこのコンサートは、フェビアン・レザ・パネさんのピアノ、吉野弘志さんのベース、そして金子飛鳥カルテットの弦という「バンド」での演奏。僕は4年間皆勤賞です。(笑)

今回は最前列の席だったこともあり、いつもよりダイレクトに大貫さんの歌が心に届いてくるような気がしました。パネさんのピアノもいつにもまして美しい。本当に優れた音楽は、聴いているうちに体中の血が浄化されるような感覚に満たされますが、今日はまさにそうでした。

 

そしてですね!

 

偶然とのことですが、11月28日は大貫さんのお誕生日なのです。そして、このコンサートには伝統的に「大貫さんにプレゼントを手渡しするコーナー」があるのです。

 

これは、いくしかない

 

これまで3年間、シャイな僕にはとてもではありませぬが「プレゼント手渡し」なんてできませんでしたが、

 

誕生日

 

となればこれはもう、なにも持っていかない方が失礼です。絶対。


数千人が全員、なんか持ってきても困るかも知れませんが、その時はその時だと。

 

さてコンサートもアンコールに入り、最後の曲「美しい人よ」が終わると、バンドが「ハッピー・バースデイ」を演奏し始めます。

 

来た!

 

プレゼントコーナーです。

しかしここで焦ってはいけない。

僕は初心者ですから、最初の一人になるのは避けるわけです。(笑)
タイミングをよく見ないとね。

 

行きました! 最初の一人。女性の方です。大貫さん、その人からプレゼントを受け取られます。

さて、ここでおもむろに動くと。

でもなにしろ僕は「最前列」ですから、「2番目」になるわけです。

 

大貫さんに花束をお渡しします。

大貫さんをイメージして用意した「エドガーが食べてしまいそうな赤いバラの花束」です。誕生日ですから大きめです。(ははは)

 

僕「おめでとうございます」

 

大貫さん「ありがとう」

 

ですよ!

 

で、

 

握手!

 

ですよ!!!

 

この時点で完全に舞い上がっております。

 

次の方に場所を譲って、席に戻る。

なにかこう、大きなことを成し遂げたかのような満足感に満たされ、

 

ふう

 

と下を向く。

 

ところがこの時、信じられないことが起きていたわけです。

 

次にステージを見上げる時、他の方達のプレゼントを受け取る大貫さんの姿を、当然予想しているわけです。

しかし僕の目に映ったのは、

 

僕のお渡しした花束を持ったまま観客に手を振り続ける大貫さん

 

でした。

 

曲が終わるまで。

 

いや、これはその、

 

その花束を気に入っていただけた

 

ということではあるまいかと。

 

まあ曲の流れている間、どうふるまおうかということとの、タイミングの問題、とも言えますが、

 

これはもう

 

気に入っていただいたのだ

 

と僕としては思うことにしました。(爆)

 

結論はこういうことです。

 

大貫さんの歌う姿を近くに見て、そして間近で言葉を交わして、握手までしていただいた結果として、すべての謎の鎖が大きな音を立てて繋がりました。

 

僕は理解したのです。

 

大貫さんは妖精なのだということを。

 

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ガンダム展

”GUNDAM 来たるべき未来のために”

行ってまいりました。上野の森美術館で開催中のガンダム展!

日曜の3時頃でしたが会場前に列ができており、最後尾看板を持った係の男の子に「これはガンダム展の列?」と思わず確認してしまいました。

gundam01

ファースト・ガンダムが放映されたとき、僕は高校3年生でした。当時「ラス・ギタルラス」というクラブの部長だった僕は、「職権を濫用して放映日のクラブ活動を休みにした」と今でも非難されているのですが、ネットで調べた限りでは放映は土曜日だったことになっております。

授業日数法定内ギリギリという、お休みの多い高校だったので、土曜日に授業があったのかも疑わしいところではありますが(もう記憶がありません)、仮にあったとしたっていいじゃないですかねー。土曜日に部活なんかやらなくって。(笑)

gundam02

小5でトリトンをリアルタイムで見、中1で ヤマトをリアルタイムで見るために塾からすごい勢いで自転車とばして帰宅し、高3で ガンダムを(部活を休みにして?)見ていた僕は、いい時代をいい年齢で過ごせたと本気で思っているわけですが、まあ病気だと言われれば反論はしませんが、我が家の息子さん達には、

エヴァンゲリオンを全話ビデオに撮ってあり、いつでも見られる(何度も見ている)

ドラゴンボールのコミックス全巻を、頃合いを見てさげわたした(以来何度も読んでいる)

等の英才教育を施しております。はっはっは。

gundam03

会場限定販売のガンプラ(写真の赤い台の上のと同じものか?)を購入し、小3の息子が組立中。できあがりが楽しみです。

 

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人の死。残された者。

先日、父が他界しました。

未明に具合が悪くなり入院し、夕方静かに息を引き取りました。
享年89才。大往生でした。

父が生まれたのは1916年、ロシア革命の前年です。

なんとまだ帝政ロシアの時代ですよ。

その生涯に、

ソビエト社会主義共和国連邦の歴史がすっぽり入ってお釣りがくる

わけです。

(いや、ソ連に行ったことはないんですけどね、たぶん。戦争のときは南方だったらしいし)

このように長生きしていただくと、
お世話申し上げるのはそれなりにたいへんではありましたが、
亡くなるときに、

残された家族に精神的な打撃を与えない

というお返しをしてくれるのですね。

ありがたいことです。これを昔の人は大往生と言ったのでしょう。

僕は今43才で、周りの人は父親がそんなトシだとは思っていないので、
わりと早めに普通な顔して出社しているのを驚いてくれました。
なかには、言葉に詰まって唇を震わせる方までいて、そうなるとこちらが申し訳ない。
みんないい人達です。

 

うらはらに、一緒に仕事をした方に若くして亡くなられるのはとてもつらいです。

僕らの業界ではどこでも、
「3次オンラインプロジェクト」というのがかつての代表的な大事業なんですけど、
このときにお世話になったリーダーのG氏は、
結婚はされていましたが子供がいないこともありわりと自由な生活をされていて、
よく遊んでいただきました。

僕はこの方の、頭が良くて、ひょうひょうとしていて、
いざとなると肝の据わったところがとても好きでした。

 

G氏は数年前に会社を定年退職されて、それから2年も経たないうちに病気で亡くなられました。

3次オンラインプロジェクトで一緒だった別の方の送別会を準備していた僕は、G氏の同期の方に、

「Gさんもお呼びしたいのですが、メールアドレス知ってらっしゃいますか?」

と聞いたのですが、

「Gさんは来られません」

とのお返事。

体の調子がよくないとは聞いていましたが詳しいことは知らなかった僕は、
それでようやく事態を把握しかけたのですけれど、
訃報が届いたのは早くもその二日後でした。

 

ショックでした。

なにもできなかった自分を責めてしまうのですね。
知ってたからって、何かができたわけではきっとないのですけど。

 

G氏の葬儀の日、少し若い頃の写真が飾られた祭壇の前で、僕はこわばった心が少しやわらぐのを感じていました。「お。あの写真のメガネは、僕のまねして買ったやつだ」なんてことまで考えていました。不思議なことですが、これが葬儀の意味なのでしょう。葬儀というのは、残された者の心のために行われるものなのだと知りました。

でも、それで済むわけではありません。一周忌に箱崎で行われた「偲ぶ会」でも、僕はその場にいられず、箱崎ですからたくさんある待合室のようなところに避難して、ずっと泣いていました。(情けない……)

今だってぜんぜん納得していないようです。困ったものです。

だから、皆さんもなるべく長生きしてくださいね。

 

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川崎さんサウンド

StudioK's HPで「H君の初オーディオ」を公開され、アメリカのオーディオライフを教えてくれた川崎さん

この方が使っているおかげで、アヴァロンやJRDGはずいぶん日本のオーディオファイルに浸透したのではないでしょうか。帰国後しばらく大阪にいらっしゃいましたが、今年東京に転勤されたそうで、ついに音をきかせていただくことができました。

 

HPに「ミッドバス付近は控えめにして、音場の見通しの良さと音の切れを優先させるのが、自分のバランス」と書かれているのを見て、

 

おお。僕とは正反対だ。

 

と思っておりました。僕はミッドバスが大好きなのです。(笑)

 

テクニックを駆使して言葉どおりのバランスにまとめられたその音は、反対耳(なんだそりゃ)を持つ僕にもわかる、タイコをなでるブラシが金粉をまくかのような美しさ。

弦の美しさも特筆もので、暖かく雰囲気のよい響き。ぞくぞくしちゃいましたよ。

 

僕が特に気に入ったのは、一番後ろのテーブル中央席です。

コーヒーとおいしいお菓子を楽しみながら、そこで音楽をきいていたら、それはもう最高に違いありません。

 

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