グッときたぜよ!その2

「歌姫」ついに最終回でした。ずうっと号泣しつつ観ていたので、今日は目が腫れていて奥さんに笑われてしまいました。録画を今日も何回か観ては泣いていたので、今はさらに腫れております。(笑)

脚本も役者さん達みんなも見事でありましたが、主演の長瀬智也さんの演技があってこそ、この作品を特別なものにしているのだと思いました。長瀬さん曰く「四万十太郎という役を演じるにあたって伝えたいことは、男とは常に太郎のような男でいて欲しいっていうこと」だそうですが、まっことその通りぜよ。

 

29日の音楽喫茶でドン・マクリーンの「アメリカン・パイ」をかけたいと思い、僕がこの曲を知った萩尾望都の「アメリカン・パイ」を読み返しました。この作品では、この曲「アメリカン・パイ」は病に冒された少女リューが歌う絶望の歌です。この作品はリューの魂の喪失と再生の物語であるわけですが、そのリューのために、もう一人の主人公グラン・パが歌う詩にグッときましたのでご紹介。以下は萩尾望都さんの作品からの引用です。

 

古い古い歌が
だれがつくったのかわからないくらい古い歌が
それをつくった人のことも 歌った人のことも すべて忘れさられ消えさっても
その歌は残っているように
幾世代過ぎても 想いはともに時をこえ 歌いつがれ歌いつがれて
そこに残っているように
そんなふうに 命の消えぬ限り 時の消えぬ限り
いや もし なにもかもが失われ消えても
果てぬ闇の底に想いだけは残るのだ
時の流れに 星ぼしの輝きの下に また幾千の命の中を
どこまでもどこまでもかけてゆくのだおまえの
想いは

 

萩尾さんの「アメリカン・パイ」は1976年に発表されています。「ポーの一族」が1972~76年、「トーマの心臓」が1974年、「百億の昼と千億の夜」が1977~78年。萩尾さんの第一次全盛期の作品のひとつですね。この方、今でも第一線で活躍している、才能の枯渇ということを知らない恐るべき方であります。

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グッときたぜよ!

それにしても今回は「歌姫」です。(TBS金曜夜10時)

「ガリレオ」も面白いけど、「歌姫」は何年かに一度の出来と言ってよいでしょう。いいドラマほど視聴率がよくないというジンクスにも当てはまってしまってます。(笑)

長瀬くんは今や日本を代表する役者に育ちましたね。「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」でも「若頭/高校生/素の主人公」の演じ分けが見事でしたが、今回は主人公・四万十太郎の明るさと苦悩を演じきっています。相武紗季も素晴らしい。

四万十太郎は戦争で記憶を失い、四国は土佐清水の映画館「オリオン座」を経営する一家の元で暮らしています。一家の次女(相武紗季)は太郎が大好きで、地元のみんながその恋を応援している。そこに記憶を失う前の太郎の妻であった女性が現れ……。記憶が戻ると、今の生活を全部忘れてしまうのではないかという不安がドラマの底流をなしていて、この先のストーリーを思うとドキドキしちゃいます。

12月21日の最終回まであと2回。今からでも遅くはありません。お見逃しなく!

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