ブログ引っ越します

ブログをこちらに引っ越します。更新せずに引越しもナンですが(笑)

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大貫妙子&坂本龍一 UTAU TOUR 2010

9月のキース・ジャレットはせっかくチケットを手に入れていたのに行かれなかったり、コンサート運のない昨今なのですが、これは大当たりでした。「大貫妙子&坂本龍一 UTAU TOUR 2010」。12月11日の東京国際フォーラムホールC公演に行ってきました。

大貫さんのコンサートに行くと、「ああ今年ももう終わりか」と思います。年末恒例のピュア・アコースティック・コンサートは昨年で一旦終了し、今年はエレクトリックに向かうと思っていたら、なんと坂本龍一さんとふたりだけのアルバム「UTAU」を発表し、そのツアーをされるとは。

今回の大貫さんは、最初から安定した発声で、最後までまったく崩れることがない完璧な出来映え。こんな大貫さんを聴くのは初めてです。気心知れた仲間との演奏とは違う、緊迫した空気がステージに漂う。曲間の坂本さんトークは別にして。

緊迫感はそれもそのはず。相手は「おお天才がピアノを弾いている」感あふれる演奏で、これはもうどうにもしようがありません。こんなことであったとは、今までの私のオーディオで聴き取ることができなかったのを恥じ入るばかりです。一度そうとわかってしまうと、次からはそう聴こえてしまうので、これももうどうにもしようがありませんが。

「Flower」という曲でのアブストラクトな伴奏は、弾き終わるやいなや「すみませーん。勝手に弾いてしまいました(坂本)」「日に日に凄いことになってますね(大貫)」のやりとり。ほぼ不動で歌う大貫さんが、この曲だけは手でテンポを取っていたほどの、超絶した歌伴でした。このコンサートは1回だけでなく、可能な限り追っかけるべきものであったと、今さらながら思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

JBL4365を導入

JBL4365を導入しました。

3週間前に届いたとき、家族の反応はまず「デカイ」でしたが、音を聴かせると皆納得。たゆまぬ教育の甲斐あってか、だいぶ音をわかるようになってきたようだ。(笑)

Jbl4365_2

従来のJBLスタジオモニターは、サイズは大きくても置き方はユーザー任せのブックシェルフ型でしたが、4365は底板の響きをコントロールしてスパイクを付けたフロア型。そのおかげもあってか、Kharmaを鳴らし始めたときのように「うわ。なんだこの音」というようなことはなく、最初からバランスの取れた音で鳴ってくれました。

とは言え最初はやはり固さがあるので、PADのシステムエンハンサーをかけてみると、1回でずいぶん柔らかい表情を出せるようになりました。利きがよ過ぎるので、1回だけにしておこうと思ったほど。

その後はひたすら好きな音楽をかけて、今日に至っております。心に直接響くような、浸透力のある音を楽しんでいます。

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ベイシーみたび

今年も一関ベイシーへ。

2010ichinoseki02_2

5月から6月にかけて続いたライブの直後ということで、フロアの配置が普段と違う。音は昨年よりややおとなしい。もちろん「ベイシー比」でということですが。ブラームスの1番が美しい。

2010ichinoseki06  

ROYCEのマスターは「1年ぶりくらいですかね」と、覚えてくれていた。今回はタンノイ・ヨークを聴かせていただく。胸に染み入るようにサックスが鳴る。

ジャズ喫茶の醍醐味は、今まで知らなかった素晴らしいアルバムに出会えること。音が悪くては、出会えない。今回の収穫はROYCEで聴かせていただいた峰純子「Pre Morning」。


2010ichinoseki01_2

土曜の午後と夜、そして日曜の午後にベイシーを楽しんだ。素晴らしい演奏に満足しつつ、そして後ろ髪を引かれつつ、一関をあとにした。また、行こう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009東京インターナショナルオーディオショー

今年の東京インターナショナルオーディオショーは10月2日(金)から4日(日)まで。場所はいつもの東京国際フォーラム。4~6階に加え、7階も使うようになったのは昨年からでしたかね。今年はボーズが撤退し、跡地の大きな部屋にエレクトリが移動。その跡地にタイムロード、ナスペックが移動。ロッキーインターナショナル、デジタルドメイン、ハイエンドが新規参加。

今年のMYベストはこちらです。JBL Project K2 S9900。やっぱりスピーカーはJBLだな。(笑)

2009ias_jbl

フューレンコーディネイトでは、REVOXが出したスピーカーSOUND L120を参考出品。なんと、牛です。これは欲しいかも知れない。外皮仕上げ変更可とのこと。他にどのような仕上げがあるのでしょう。虎があったらもっといいなあ。

2009ias_revox

タンノイのDefinitionシリーズのスピーカーもいい音していました。僕はタンノイの空間表現がけっこう好きなのですが、このスピーカーは特にいい感じです。

2009ias_esoteric

巨大な OCEAN WAY MONITORS HR-2。1台181kg。
音は意外とおとなしく、自然なたたずまい。会場はけして狭くないのですが、この大きさだとどうしてもスピーカーの存在を感じてしまい、もっと離れて聞きたくなります。部屋は映画館くらいの大きさがないとダメかも。

2009ias_ocean_2

VIVID audio のスピーカー G1 GIYA。EINSTEINのアンプで駆動された音を聴きました。初登場だった昨年ほどの圧倒的な印象ではありませんでしたが、やはり孤高のスピーカーのひとつです。

2009ias_giya

ELACのスピーカー FS 607 CE を今回は2時間近く聴いてきました。見通しがよく爽やかな音で、気持ちよく音楽を聴けました。この環境だともう少し低域の量感が欲しくなりますが、一般的な部屋ならセッティングで調整可能なレベルだと思います。

2009ias_yukimu

そのユキムで和田博巳&ピーター・バラカンのセッション。バラカンさんは今年英語の発音に関する本を出したそう。セッションでも「ノンサッチじゃなくてナンサッチ」「ビートルズリマスターのコーディネーター Allan Rouse は、ロウズじゃなくてラウス」と、するどくご指摘。どの雑誌も右にならえでロウズと書いているけど、「MouseがマウスなのになんでRouseをラウスと読めないんだよ。馬っ○じゃないか!?」とかなりお怒りの様子です。

2009ias_wada_4

今年の菅原正二さんは伊藤八十八さんとのセッションでハーマンのブースのみ。12月発売のガラスCD「Jam at BASIE featuring Hank Jones」のテスト盤を聴かせていただきました。僕としてはぜひLPも出して欲しいところであります。

2009ias_sugawara

終了後はカゲトラさん、宮崎さん、そして会場でお会いしたDOLONさんと飲みに行き、オーディオ談義(だったか?)で盛り上がりました。行きたかった茶会記にも連れて行ってもらい大満足です。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

ベイシーふたたび

自分のブログ、いやあの頃はまだホームページでしたが、それによると前回は2003年5月なので、約6年ぶりに一関ベイシーに行ってきました。

今回は三泊。岩手は晴天続きで最高気温32℃以上と、関東より暑い4日間でした。

2009ichinoseki01

2009ichinoseki02

本物みたいにいいドラムの音。本物よりもずっといいウッドベースの音。ここでしか聴けない、最高のジャズ。菅原さんがご自身のために作った、ここは地上の楽園なのでしょう。

Basie
岩手県一関市地主町7-17
0191-23-7331

2009ichinoseki03

磐井川を越えて「ROYCE」へ。

2009ichinoseki04_2

「ROYCE」はジャズ喫茶というより、マスターのお宅におじゃまして聴かせていただく、という雰囲気。スピーカーはタンノイのウェストミンスターです。

「壊れたような音がしますから驚かないでください」なんておっしゃられておりましたが、とんでもない。鳴りっぷりのよい、実にじつに気持ちのよい音でした。トーレンスのターンテーブルにロングアーム、カートリッジはSPUのAタイプ、プリはマランツ7、パワーは自作真空管アンプ。

ROYCE
岩手県一関市山目十二神140-4
0191-23-4665

2009ichinoseki05_2

ROYCEのマスターから「20年前に行ったきりだけどなかなかよいよ」と教えていただいてカフェもりそんへ。「なんとか言うイタリアのスピーカーだったな」というそれはジンガリでした。独特の軽快さを感じさせる低音はJBLのL26 Decadeを思い出させます。以前のジンガリはJBLのユニットを使っていたから、このお店のスピーカーもそのタイプなのかも知れません。「もりそん」での音楽はあくまで控えめなBGMです。自作真空管アンプを使用。ターンテーブルは確認できず。

カフェもりそん
岩手県一関市宮下町13-38
0191-23-9392

2009ichinoseki08_3

そしてもう1軒。一関から東北本線で24分の水沢へ。ハーフノートはそこから車で10分ほど。

2009ichinoseki09

スピーカーはJBL D44000 "PARAGON"。山小屋風の高い天井のスペース。中央にピアノ。高さ40cmほどの小舞台にパラゴンをセット。最初からパラゴンを置くために、その大きさに合わせて作ったもののようです。

同じJBLとはいえ、ベイシーのドラムやベースのようなわけにはいかない。あの重さ、あの迫力は反則です(笑)。こちらが普通でしょう。パラゴン1台でまかなうには、店が少し広すぎるというところもあるかも知れません。パワーアンプはマッキントッシュ、プリはJBLか? ターンテーブルはマイクロか?(いい加減ですみません) カートリッジはSPUのAタイプ。そういえばCDプレーヤーも確認できず。でもCDでかけてくれたギターは最高でした。

Half Note
岩手県奥州市胆沢区小山北昼沢38-5
019-747-1582
11時開店 定休日は第1・2・3木曜(祝祭日とその前日は営業)

ジャズ喫茶ばかり行っていたと思われてもいけないので、いや別にいいんですけど、一応平泉にも行った証拠写真を。こちらは毛越寺です。ベイシーは午前中やっていないから、こうやって時間をつぶす必要があるのです。

2009ichinoseki06

2009ichinoseki07

中尊寺も行っちゃったし、今度行くときの時間つぶし策を考えなければ。

 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

今年もよろしくお願いします

あけましておめでとうございます。

090101ryouri_3  

年末の音楽喫茶にお越しいただいた皆さま、ありがとうございました。スタジエットで鳴らしたペペ・ロメロが実にいい音でした。

「音楽」がテーマのイベントであっても、鳴っている「音」そのものに力があるかないかで、その場の空気がまったく変わってしまう。今回もそんな想いを強くしました。音に引きずられ過ぎては音楽を楽しめなくなってしまいますが、音の力なくして音楽はあり得ない。今年もそのバランスにじたばたしたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

12/30音楽喫茶プレイリスト

音楽喫茶でおかけする曲のリストができあがりました。

こちら です。

山本さんのスタジオでこの方たちのギターがどんな音で鳴るのか、
僕も楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

12/30音楽喫茶

今年もやります! 音楽喫茶。

今回は「ギタリスト特集」です。

前半クラシックギター編、後半ジャズギター編。ギターを聴きながらゆったり過ごす年末のひととき、という感じで、ゆるゆると聴いていると、クラシックギター、ジャズギターのことをわかった気になれる、というお得な内容であります。(笑)

年末のお忙しいところ恐縮ですけど、遊びに来ていただけると嬉しいです。

日時:2008年12月30日(火) 13時~18時

場所:お茶の水 StudioK's (地図はこちら

メニュー:
・ソフトドリンクのドリンクバー(チャージ含)1,500円
・ビール(チャージ含)1,500円
シフォンケーキもあるかも

今年も、希望があれば18時以降はパーティ(というか忘年会)です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

近況であります

2ヶ月ほど前からこちらのスピーカーで楽しんでおります。

Stellamelody1_2

他はあまり変わらず。何かを試してみたりやめてみたり。

PCオーディオは休憩中ですが、スタジオ・クオリティ市販音源の時代がやってくるようであれば、いずれ再開することになるのかも。

今年のコンサートで、ってまだ早いですけど、一番驚いたのは矢野沙織(sax)ですかねー。パーカースタイルのサックスが見事に決まっていることにも単純に驚くわけですが、こんなに凄いのだったら、この演奏からどのくらい離れているのかは分かりませんが、この延長線にあったのであろうチャーリー・パーカーの生演奏が、モダン・ジャズの時代を切り開いてしまったのは当然の結果だったんだろうなーなどというところにまで思いを馳せさせる矢野沙織は、なんとも凄いです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«2008東京インターナショナルオーディオショー